21世紀の健康法は、ウイルス感染しない細胞力!個体差を知り、身体の土台を作る栄養素補給を。

【3】個体差に応じた栄養補完の必要性

体内で不足する栄養素は千差万別

私たちは、種類としては同じヒトですが、

性別・体型・遺伝子情報・血液型・育った生活環境・食生活などなど、

誰一人として同じではありません。

また、既に不調をきたしている身体には、

たとえ身体が喜ぶ食べ物だとしても、栄養を吸収する力が弱まっています。

けれども、実はそういう人こそ、栄養をたっぷりと摂る必要があります。

かつての私がそうでした。

腸壁に潰瘍とびらん(ただれる)ができ、出血と激痛を繰り返す潰瘍性大腸炎患者には、

栄養バランスの取れた食事を消化・分解することが、難儀なのです。

千差万別の事情により、摂取すべき栄養素の種類・量は異なります。

栄養素の無駄遣いは、等しく防げます

正反対に、誰しもが等しく栄養素の無駄遣いを防ぎ、消化酵素の節約に繋がる健康法があります。

「体内に入れる良いモノより、悪いモノに注目する」

悪いモノを口に入れない選択。

悪いモノとは、ざっくりと言えば、

食品添加物・残留農薬・有害ミネラルが使用された食品。

栄養バランスの悪い食事です。

身体を濁す全てのものを除外するのは、不可能に近いとしても、

意識しなければ、平均値と同じく1人あたり年間4-8kgの食品添加物を摂取してしまいます。

食材選びは、可能な限り裏面の原材料名をチェック、農薬使用の有無などを確認すれば、

限りある酵素を消化活動に使わず、生命維持に必要な代謝酵素に回せます。

身体の土台を作る栄養素補給

21世紀の健康法は、ウイルス感染に対抗できる力を備える言われ続けて、

今回COVID-19で現実のものとなりました。

たとえ感染しても、細胞の中にウイルスを入れ込まない免疫力、免疫系。

身体の働きを調整する自律神経系。

ホルモン分泌をつかさどる内分泌系。

これら3系統のバランスにより身体の恒常性を保たれ、自然治癒力を発揮できるようになります。

この恒常性を維持する根幹をなす栄養素は、

①細胞膜の糖鎖のアンテナを正常にする〈糖鎖栄養素〉

②細胞膜を強め細胞内部を守る〈リン脂質〉

③腸内細菌叢のバランスを守る〈プロバイオティクスとプレバイオティクス〉

そして、日常の栄養バランスのとれた食事です。

④食事から必要なビタミン・ミネラルの摂れない場合は、〈マルチビタミン〉も加えます。

この時代に必要となる糖鎖栄養素

細胞膜の糖鎖のアンテナを正常にする〈糖鎖栄養素〉が、なぜフォーカスされるのでしょうか。

ウイルス・バイ菌・癌細胞などの外敵に対して、細胞同士のお喋りによって白血球が出動すると言う細胞間コミュニーケーション力。

細胞膜表面の糖鎖が正常であれば(ふさふさ生え揃う)、細胞内に例えばCOVID-19なども入り込むことはないのですね。

糖鎖に欠損や異常があれば、味方である細胞に攻撃をしてしまうような、そうです自己免疫疾患も起こってしまいます。

その他にも、糖鎖には身体の必要な場所に、栄養素を届ける荷札の役割があります。

受け取る側の糖鎖の能力がちゃんと確保されていることも、大切になってきます。

例えば、インスリンの抵抗性は、インスリンが足りないのではなく、出ているのに受け取れないのですね。