良質な油を意識して摂る、賢い食べ方

さて、この献立から気をつけたいポイントはなんでしょうか?

正解は・・・♪

脂質は、三大栄養素にも含まれる大切な栄養素で、食べ物の中ではもっとも濃縮された・効率の良いエネルギー源(9kcl/g)です。

ポジティブな働きとしては、

生体内の脂質には複数ありますが、代表的なものは3つです。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

脂質の最小単位になるのが「脂肪酸」。タンパク質で言う「アミノ酸」のようなものです。

脂肪酸にはタイプが主に2つあり、それが飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸のさらに細かい分類、オメガ9・6・3

積極的に食べたい油、でも注意点

脂質について、いろいろご紹介しました。かつての私も、脂質は敵みたいな間違った知識しかなかったのですが、大切な栄養素であることをお分かりいただけたでしょうか。

摂取比率は4:1が理想ですが、でも意識せずに食べていると、20〜40:1になってしまうそうです。

この摂取バランスが崩れることが、生活習慣病や精神疾患、認知症などのリスク因子のひとつです。

そのため、オメガ6の摂取を控えめにして、オメガ3の摂取を意識してーーが、大切なんですね。

DHAとEPAの違い

DHAとEPAは、どちらもオメガ3脂肪酸で青魚などに含まれています。

なので、同じ成分のように思われがちですが、実は体内での役割は異なります。どちらかに偏りがちにならずバランスよく摂取することが大切です。

厚生労働省発表、日本人の食事摂取基準2020年版(P151)によると、男女・年齢差はありますが、ざっくり成人以上は、男性2.0g/女性1.6gで、50歳を超えるといきなり+0.3g、その後は15歳毎に、0.1gづつ増加されます。

数字だけでは、ピンとこないと思いますので、かの有名なサントリー食品のサプリメントで、1日の推奨量4粒でDHA/0.3g、EPA/0.1gです。

毎日の食卓に、青魚と言う方は、今の日本でどれだけいらっしゃるでしょうか。

また、魚は有害ミネラルも同時に摂取することになりますから、リスクも加わります。

食べる油・調理方法を見直してーー。

それでも、体調不良が続いたり、調子が良くない場合は、

栄養補完としてのサプリメント補助も、賢い選択です。

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