女性30代からの健幸意識が、エイジレスライフの鍵

30代、何事も気合い次第と思っていました

それが大きな落とし穴になりました。ことの発端は、私の30代に起こった突然の嵐のような不調でした。

大学を卒業後に就職した企業で、30歳目前での出産・育休・復職。朝一番に、保育園に連れて行き、17時半のお迎えは、おばあちゃんたちが交代で行ってくれて、私の帰宅は、仕事の状況によって19時ー22時という毎日で、本当にバタバタでした。

でも、30代、何事も気合い次第と思っていましたし、その上、疲れやストレスの解消法として選んだのが、フラメンコ。平日のハードワークに加えて、どんどんハマったフラメンコに週末を充てるというルーティンでした。

エネルギー消費と代謝の補完に見合う栄養面に、全く興味なし

栄養学を学んだ今なら、当時の私に、「エネルギー不足になるよ、しっかり3食食べなきゃ、低栄養、低タンパクで鉄欠乏性貧血になっちゃうよーー」

「交感神経優位状態で、コルチゾールをどんどん出して副腎疲労になるよ、甲状腺ホルモン分泌も異常になるよーー」

「小腹が空いたからって、スイーツやチョコ、クッキーを合間合間に摂ってたら、腸内環境悪くなっちゃうよーー」などなど、伝えに行きたいです。

身体のメカニズムと、その働きを整えるためには必要な栄養素もいるし、ストレスコントロールのためにも、成長ホルモンなど大切なホルモンの分泌を促すための睡眠の確保、適度な運動、過ぎるほど運動したいならそれをケアする栄養補給、そして心の平安が大切なのよーーと。

このように、エネルギー消費と代謝の補完に見合う栄養面においては、全く興味のなかった私でした。

そのような人は他にもいたのに、腸にまつわる難病患者になったのは、わたしだけでした。

ここに、ヒトの身体の違い、いわゆる個体差があるわけですね。

個体差があるから「〇〇が良い」健康法が全ての人に当てはまるわけではないのですね。

女性の一生、身体的ストレスは、男性以上

生物学的に、ヒトが健康を促す物質を貯蓄できるのは、20-24歳までだそうです。

それ以降は、何もしなければ、その健康貯蓄を切り崩していくことになります

免疫力で表すなら、20-24歳をピークに、40歳で半減します。

30代と言えば、キャリアアップ・結婚・出産・子育てと、とにかく多忙。喜ばしいことでさえBodyにとってはストレッサー要因ですから、精神的ストレスも加わります。

40代と言えば、少し一呼吸できますが、自分のことはついつい後回しに。

50代に入ると、更年期とともにBodyの変化を自覚してきます。

60代、それが見た目にも、体内にもダイレクトに現れてきます。

ですから、女性の30代からの健幸意識が、30年後のライフスタイルの豊かさに繋がるのではないでしょうか。

女性には、子どもを産み育てるという役割が、遺伝子情報の中に、組み込まれています。産む・産まないに関わらず、女性は毎月の月経によって20-30mg/月の鉄が失われます。

妊娠・分娩時はもちろんのこと、無理なダイエットによる偏食などで、例えば、鉄欠乏性貧血のリスクは多くなります。

一生涯を通して身体的ストレスは、男性以上と言われています。

ところが、多くの方は60歳頃まで、その健康貯金をそのまま維持できると思われているんですね。

残念ながら、そうではない事実があります。個体差によって、30代から、健康貯金を切り崩す方が徐々に増え始めます。

意識が行動を変え、行動が良い習慣を生み出し、人生を変える。

取り組みに遅すぎるということはなく、けれど早いほど、良い状態を維持できるのも確かです。

ご自分の夢を追う、人によっては自分以外の事が優先されてしまう、そんな30-50代のうちに、ご自分の身体としっかり向き合い、メンテナンスを始めようと気づけたその時が、ベストタイミングではないでしょうか。

よく言われることですが、

意識が行動を変え、行動が良い習慣を生み出し、人生を変えます。

また、私の好きな聖書の言葉の中に、

「ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新しくされています。」とあります。

実は、コレ、私が、身体に良いということを頑張っても頑張っても、下血と腹痛が止まらなかったときに、内なる人?内側?よう分からないけど、新しくされる?と希望の光を見出すきっかけになったものです。

さあ、女性に与えられた特有の営みにあって、良い種を蒔き、謳歌するライフステージを送りませんか♪

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