近頃、なんだか不調。それ、副腎疲労かも。

最近の健康法の流れって・・・

先日、久しぶりに大きな本屋さんに行って、びっくりだったのは、健康関連棚に並べられた書籍のタイトルでした。

「断食」「ファスティング」「食べない」

だいたい、この3つをキーワドが多いように感じました。

これらの本に共通するテーマは、

とても良い理論なのですが、我流で実践したり、個体差を深読みできないと、返って体調を崩すことになります。

正しいファスティングには、基本ルールがありますし、食事制限や、欠食には、注意が必要です。

食事を欠食すると...。

身体は、一生懸命、血糖値を上げよう上げようとします。特に脳はエネルギー不足になりますから、無意識に大人であればコーヒーなどのカフェイン類が欲しくなります。子どもであれば飴玉や甘いものを食べたくなります。

そして長い空腹時間の後に食事を摂ると、急激に血糖値が上昇し、特徴的なのは、食後急激に血糖値が下がります。以前より血糖値が下がり、身体は再び血糖値の維持に奮闘します。それが身体にはストレスになるのですね。そして、交感神経優位になります。

いわゆる「低血糖」の状態です。

低血糖がすすむと(長引くと)、交感神経も優位状態にすすみます。

空腹感を覚えると、あくびや眠気を感じますが、そのまま放置すると、だるさ・冷や汗・集中力低下・記憶力低下、そしてメンタルにも不安感が生じたりといった交感神経症状が出てくると言われます。

また、糖尿病の家系の方や肥満傾向の方は、特に血糖値のアップダウンが激しくなります。

たまに、食事を抜くと調子が良いとおっしゃる方もいますが、多くは食後高血糖の激しい方に多い傾向があります。

低血糖をそのままにしておくと...

血糖値をあげるホルモンとして、コルチゾールなどが副腎から分泌されますが、分泌時間が長くなると「副腎疲労」状態になります。

副腎というのは、脊椎の近く、ちょうど一番下の肋骨の真下あたりに左右に1つずつ腎臓の上にちょこんとピラミッド型をしてあります。50種類以上のホルモンを産生・分泌している臓器になります。

重さは5gと、とても小さいですが、ステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロン、性ホルモンなど)を分泌することで、栄養素の代謝、電解質のバランス調整、ストレスのコントロール、心臓や血管の循環器系の調節など、とても重要な働きをしています。

副腎疲労とは...。

ひとつづつ、原因を取り除いてみましょう。

カフェイン類・栄養ドリンク・アルコール類は、一時的に元気になった気がするだけで、摂りすぎていないかチェックが必要です。

眠りにも悪影響を与えてしまいます。

そして、副腎疲労の始まりは、

①例えば朝食を抜くなどの欠食

②食感が長すぎる(空腹時間が長い)

③低栄養(食べる量が少ない・新型栄養失調と言われるようなエンプティカロリー傾向・カロリーは高いが栄養価は低い食事・糖質過多・低タンパク)

ですから、こまめな捕食としてアレルギーがなければアミノ酸スコア100の卵類・おかかおにぎり(鰹節)・ボーンブロススープ(骨つき肉の野菜たっぷり煮込みスープ塩のみの味付け)がおすすめですし、

やはり、ビタミン・ミネラルの栄養補給と、それらを確実に必要な場所へ届ける細胞膜の糖鎖に着目したグリカン栄養素は、サプリメントで補完することが賢明です。

いろいろチャレンジしても、副腎疲労には気をつけましょうね。

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