心の安定「思いの影響力」

●「未来に不安を感じ、過去の出来事を後悔するあまり、現在をも傷つけていないだろうか。」

デール・カーネギーさんをご存知でしょうか?

私は、最初はカーネギーホールを作った人かと、鋼鉄王アンドリュー・カーネギー氏と勘違いして読み始めたのですが、

彼の著書「道は開ける」は、1937年に初版が発行されて以来累計で1,500万部を売り上げ、邦訳500万部突破の歴史的ベストセラーの自己啓発本です。彼は悩むこととについて、このように言っています。

「未来に不安を感じ、過去の出来事を後悔するあまり、現在をも傷つけていないだろうか。」

●ネガティブな思考こそ 長期記憶されやすい。

実は実は、

脳は1秒に400億のアクションをするそうです。そして、1日の思考回数は6万回。

となると、心の中で渦巻く言葉は膨大ですね。

現在の思い、将来への願い・不安、過去の記憶…。

その80%、1日にして4万5千回が、ネガティヴな思考の種蒔きになっているそうです。

そのネガティブな思考こそ 長期記憶されやすいとか。

また、感じかたにも個体差があります。受け取る感じ方によって、ホメオスタシス(体の恒常性)のバランスが大きく変動します。

先天性的な性質・育った情緒的な環境・教育環境・体験など後天的要因。

ネガティブな思考や感じ方が、視床下部を経由して体に働きかけます。
血管の周りには、自律神経が張り巡らせあり、ストレスとなって交感神経がオンになり、きゅーっと血管を縛り上げていきます。

こうやって、自律神経のバランスを崩すし、やがて、体の恒常性が崩れ病名がつくプロセスへ。

●人は自分の心で考えたとおりの人間になる。

心の安定・ストレスの回避には、[心のお手入れが必要]です。
それには、対処療法ではない、永遠的な根治治療が必要です。

カラオケに行ったところで、お酒を飲んだところで、旅行に、アロママッサージに行ったところで、そのようなものは一時的ですよね。

ネガティブな思考は、ど根性では対処出来ない。

分かっていても直せない。

脳科学者Dr.Caroline Leafの著書によると、

1秒に400億アクションする100億の神経細胞が、20万本の枝を構築しながら記憶を作るそうです。

「毒性のある思考」が作る毒の木

「完全な愛」で作る健康的な木

特に、夜寝る前に考える内容は、要注意だそうです。

最後に、カーネギーさんの一言。

人は自分の心で考えたとおりの人間になる。

名言だと思います。

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