暑い・寒いなどの自然環境や受験・おめでたい出来事は、社会環境から起因する「外的ストレッサー」や、個人的な状態や生理的状況の変化から来る「内的ストレッサー」は、共に脳の大脳新皮質でキャッチされます。
そこから、刺激の種類に応じた神経伝達物質が分泌され、それらを受けとるのが、視床下部。そこからCRHという副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。
そして、内分泌系ルートと、自律神経系ルートの2つの経路に分かれ、免疫系ルートにもそれぞれ関与していくわけですが、
「自律神経」「内分泌」「免疫」からなる3大システム、ホメオスタシス(体の恒常性)のバランスが失われると、
あれ、何だか調子が優れないなぁ。
その張本人こそがストレスなのですね。
元気だと思っていても、交感神経と副交感神経のバランスは崩れるものです。
ストレス状態に対する防御を担うホルモンも、限界を超えてしまうと、免疫の働きが弱まったりします。こうしたメカニズムによって、体は変調をきたしていくのですね。