何だか調子が優れない、どうなってる体?

●張本人はストレス、えっ?

えっ!っと思ってしまう時ありませんか?

だって、ストレスないもの。ストレスじゃないものという時です。例えば、おめでたい入学式・結婚式・入社式・起業や、楽しみにしていた旅行などなど。

ストレス状態を引き起こすものを「ストレッサー」っと呼びますが、緊張・不安・悩み・あせり・さみしさ類のものがそうなのだと思いきや、おめでたいことも私たちの体には作用するようです。

●脳から流れ、影響はホメオスタシスのバランスへ

暑い・寒いなどの自然環境や受験・おめでたい出来事は、社会環境から起因する「外的ストレッサー」や、個人的な状態や生理的状況の変化から来る「内的ストレッサー」は、共に脳の大脳新皮質でキャッチされます。

そこから、刺激の種類に応じた神経伝達物質が分泌され、それらを受けとるのが、視床下部。そこからCRHという副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。

そして、内分泌系ルートと、自律神経系ルートの2つの経路に分かれ、免疫系ルートにもそれぞれ関与していくわけですが、

「自律神経」「内分泌」「免疫」からなる3大システム、ホメオスタシス(体の恒常性)のバランスが失われると、

あれ、何だか調子が優れないなぁ。

その張本人こそがストレスなのですね。

元気だと思っていても、交感神経と副交感神経のバランスは崩れるものです。

ストレス状態に対する防御を担うホルモンも、限界を超えてしまうと、免疫の働きが弱まったりします。こうしたメカニズムによって、体は変調をきたしていくのですね。

●ストレス耐性を強めましょう。

同じストレッサーに対しても、個体差がありますよね。あの人は全然へっちゃらなのに、私はしんどいですと。思考をポジティブにしましょうと言われても、簡単なものではありませんし。

最後に、おひとつDavid-Kenkoおすすめ方法を♪これは、2017年にNHKスペシャルで放映していた内容なのですが、もしよろしければお試しください。

《宇宙飛行士のストレス対処法「コーピング」by.JAXA宇宙航空医師》
  • ストレスを起きた時の対処法をたくさんリストアップ。
  • 自分で観察、意識的、徹底的に実践。
  • コーピングの数は、質より量(目標100個)

関連記事