腸の肌荒れ《リーキーガット症候群》

例えば、ほっぺに一晩、生肉パックするならば

確実に肌荒れを起こしますよね。

同じく、腸内に残留した食べ物がべったりと腸壁にへばりつき、37度の体温で腐敗し、毒ガスを発すると、腸壁は荒れ・木目も荒くーー

本来、まだ腸壁では吸収できないはずのものまで、その木目の荒い部分から血中へと入り込めてしまいます。

それが、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)、いわゆる腸漏れです。

そもそも、なぜそうなるかと言えば、

消化不良を起こす9つの原因

これらが要因となり、消化酵素を大量に使い過ぎて、消化分解が正常に行えない=消化不良を起こしてしまうのです。腸内は毒ガスの大発生です。

腸内環境が悪いとペプチド(不消化タンパク質・アミノ酸にまで消化分解されていない形)が増え、このペプチドが腸を荒らし、腸の粘膜の網目が緩んで、ペプチド・未消化の栄養素・細菌などが血中まで入ってしまいます。

注目されるグルテンフリーの理由

小麦タンパク・グルテンのペプチドは、グリアドーフィンと言ってモルヒネと同じ分子構造を持ちます。

モルヒネの様な作用が、脳の中枢神経に快楽を命じ、行動異常・眠気・過食が起こります。パンは、タバコと同じく嗜好品とも言えます。

世界的テニスプレイヤーであり、ピザ屋の息子だったジョコビッチ選手は、グルテンフリーを実践してスランプを克服したと言います。特に日本人にグルテンは合わないそうです。

また、分子構造の大きい栄養素や細菌が血中に入ることで、アレルギー体質のベースが作られてしまいます。

さまざまな病気のベースに

などなど。

腸内環境は、「便秘でないから大丈夫・正常・健康」というようなものでないのですね。

冒頭の《消化不良を起こす9つの原因を避ける心がけ》が必要です。

次回は、もう少し腸内に留まって《腸内細菌の働き》についてお話しさせていただきたいと願います。

元潰瘍性大腸炎患者だったゆえに、腸の話は尽きません(笑)。

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