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腸の肌荒れ《リーキーガット症候群》
例えば、ほっぺに一晩、生肉パックするならば
確実に肌荒れを起こしますよね。
同じく、腸内に残留した食べ物がべったりと腸壁にへばりつき、37度の体温で腐敗し、毒ガスを発すると、腸壁は荒れ・木目も荒くーー
本来、まだ腸壁では吸収できないはずのものまで、その木目の荒い部分から血中へと入り込めてしまいます。
それが、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)、いわゆる腸漏れです。
そもそも、なぜそうなるかと言えば、
消化不良を起こす9つの原因
- 加熱食のみの生活、生食が極めて少ない食生活。
- 深夜に食事をする習慣がある。食べてすぐに寝る。慢性的な睡眠不足。
- 毎回の食事が多過ぎる(過食気味)。
- 朝食をしっかり摂る習慣がある(ご飯やパン、卵やハムなどの加熱した固形物を摂る)。
- 肉・魚・牛乳などの動物性食品や低繊維食の摂り過ぎ。
- 白砂糖(ショ糖)を使った菓子全般(洋菓子・和食・スナック菓子・アイスクリーム・チョコレートなど)の摂り過ぎ。
- 化学薬剤の長期的に渡る摂取と、種(豆)を生で食べる習慣。
- 酸化した油脂、トランス脂肪酸を使った食品の摂取。その他の脂肪の摂りすぎ。
- アルコール類の過剰摂取と喫煙、ストレスが多い生活。
これらが要因となり、消化酵素を大量に使い過ぎて、消化分解が正常に行えない=消化不良を起こしてしまうのです。腸内は毒ガスの大発生です。
腸内環境が悪いとペプチド(不消化タンパク質・アミノ酸にまで消化分解されていない形)が増え、このペプチドが腸を荒らし、腸の粘膜の網目が緩んで、ペプチド・未消化の栄養素・細菌などが血中まで入ってしまいます。
注目されるグルテンフリーの理由
小麦タンパク・グルテンのペプチドは、グリアドーフィンと言ってモルヒネと同じ分子構造を持ちます。
モルヒネの様な作用が、脳の中枢神経に快楽を命じ、行動異常・眠気・過食が起こります。パンは、タバコと同じく嗜好品とも言えます。
世界的テニスプレイヤーであり、ピザ屋の息子だったジョコビッチ選手は、グルテンフリーを実践してスランプを克服したと言います。特に日本人にグルテンは合わないそうです。
また、分子構造の大きい栄養素や細菌が血中に入ることで、アレルギー体質のベースが作られてしまいます。
さまざまな病気のベースに
- 喘息
- 花粉症
- アトピー
- 膠原病
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- うつ・ノイローゼ・自閉症などの多くの神経疾患
- 糖尿病
- 心臓病
- 肝障害
- 脳卒中
- 妊娠障害
- 肥満・やせ
などなど。
腸内環境は、「便秘でないから大丈夫・正常・健康」というようなものでないのですね。
冒頭の《消化不良を起こす9つの原因を避ける心がけ》が必要です。
次回は、もう少し腸内に留まって《腸内細菌の働き》についてお話しさせていただきたいと願います。
元潰瘍性大腸炎患者だったゆえに、腸の話は尽きません(笑)。